カラダ探し
八日目
いつもの天井、いつものベッドの上。
身体を起こすと、携帯電話もいつも通り机の上にある。
部屋を見回しても、別段変わった様子はない。
まだ、「昨日」は変化していないみたいで……。
安心すべきなのか、ガッカリすべきなのかもわからないまま、私は学校に行く準備を始めた。
「昨日」は、翔太にきく暇がなかったから、八代先生から何を聞き出せたかわからなかったけど、日中なら話ができる。
それに、健司のあの変貌ぶり。
精神的におかしくなったとかいうレベルじゃない。
屋上から飛び下りた時のように、何かに操られているような感じがした。
それに、「美子ちゃん」と言っていた。
「昨日」も思った事だけど、どうして「赤い人」の名前を知っていたのだろう。
私にはわからない事ばかり。
制服に着替え、携帯電話をカバンに入れて部屋を出た。
階段を下り、キッチンで食パンを一枚、トースターで焼く。
その間に洗面所に行って、歯をみがいている時だった。
ピンポーン。
チャイムの音が、リビングから聞こえたのだ。
……何でこんな時に。
口の中が泡でいっぱいなのに。
いつもの「昨日」では、この時間には誰も来なかったから、きっと高広に違いない。
身体を起こすと、携帯電話もいつも通り机の上にある。
部屋を見回しても、別段変わった様子はない。
まだ、「昨日」は変化していないみたいで……。
安心すべきなのか、ガッカリすべきなのかもわからないまま、私は学校に行く準備を始めた。
「昨日」は、翔太にきく暇がなかったから、八代先生から何を聞き出せたかわからなかったけど、日中なら話ができる。
それに、健司のあの変貌ぶり。
精神的におかしくなったとかいうレベルじゃない。
屋上から飛び下りた時のように、何かに操られているような感じがした。
それに、「美子ちゃん」と言っていた。
「昨日」も思った事だけど、どうして「赤い人」の名前を知っていたのだろう。
私にはわからない事ばかり。
制服に着替え、携帯電話をカバンに入れて部屋を出た。
階段を下り、キッチンで食パンを一枚、トースターで焼く。
その間に洗面所に行って、歯をみがいている時だった。
ピンポーン。
チャイムの音が、リビングから聞こえたのだ。
……何でこんな時に。
口の中が泡でいっぱいなのに。
いつもの「昨日」では、この時間には誰も来なかったから、きっと高広に違いない。