カラダ探し
と、言うよりも、遥の事を考えると「カラダ探し」の事まで考えてしまうから。
『そうだよ。八つ裂きにされた生徒の返り血で赤く染まってるんだよ』
なんだか、メールの相手が理恵じゃない気がする。
言いようのない不安を感じた私は、そのメールに返信をせずに携帯電話を閉じた。
その後、何度も理恵からメールがあったけれど、私は携帯電話を開く事すらしなかった。
いつもなら、どちらかが返信しなければそれでメールが終わるのに。
どうして今日に限ってこんなにメールが来るのかがわからず、そのメールの量にも恐怖を感じたから。
そんな事を思っている間にも、次々とメールを受信し続ける携帯電話。
「もう! いい加減にしてよね!」
あまりの多さに私は腹を立て、携帯電話を開いて理恵に電話をかけた。
5回のコール音の後に、通話が開始される。
「理恵!? いい加減にしてよね! あんた、怖い話嫌いでしょ! 何でこんなにメール送ってくるのよ!」
これだけ言えば、もうメールを送ってこないはず。
私はそう思って理恵の返事を待っていた。
でも、聞こえてくるのは理恵のすすり泣く声だけで、謝罪の言葉はない。
『そうだよ。八つ裂きにされた生徒の返り血で赤く染まってるんだよ』
なんだか、メールの相手が理恵じゃない気がする。
言いようのない不安を感じた私は、そのメールに返信をせずに携帯電話を閉じた。
その後、何度も理恵からメールがあったけれど、私は携帯電話を開く事すらしなかった。
いつもなら、どちらかが返信しなければそれでメールが終わるのに。
どうして今日に限ってこんなにメールが来るのかがわからず、そのメールの量にも恐怖を感じたから。
そんな事を思っている間にも、次々とメールを受信し続ける携帯電話。
「もう! いい加減にしてよね!」
あまりの多さに私は腹を立て、携帯電話を開いて理恵に電話をかけた。
5回のコール音の後に、通話が開始される。
「理恵!? いい加減にしてよね! あんた、怖い話嫌いでしょ! 何でこんなにメール送ってくるのよ!」
これだけ言えば、もうメールを送ってこないはず。
私はそう思って理恵の返事を待っていた。
でも、聞こえてくるのは理恵のすすり泣く声だけで、謝罪の言葉はない。