キミと過ごした7日間
「そういえば、何言おうとしてたんだ?」

「あぁ、もう3日目だし、どうしようか決めた方がいいかなぁー?って。」

「んー…交換…する?」

要は、育ての親か、産みの親ってことだよね…

「ねぇ、お母さんどんな人なの?」

「あー…俺の母さんは……ドジだな。うん。」

「ドジ?」

「あぁ、もう典型的な。」

「どうゆうこと?」

「砂糖を塩と間違えたり、この前なんて、出かけるのに下パジャマで出てこうとしてたからな」

そう言って思い出し笑いなのか、少しさみしそうに徹は笑ってた。

「柚の母さんは?」

「んー…あたしのお母さんは、いたって普通のお母さんだよ?あ、でもご飯は、すっごく美味しいんだぁ。
それに、厳しいけど、やっぱり優しい。」

もう…お母さんの手料理やお母さんに会えないなんて思うと無償に泣きたくなった。

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