キミと過ごした7日間
三日目
「とーおるっ」
隣でスースーと寝ている徹に思いっきり飛びつく。
「うおっ!」
すると徹はあたしが重たかったからか、目を覚ました。
「…柚…はよ」
「おはよっ」
朝一のとびっきりの笑顔で言う。
「なんか機嫌良くない?」
「そぉー?」
「まず、退いてくれる?重い」
「う…そんなにバッサリ言わなくっても…」
そう言うと、ドンっという音がした。
目の前には徹のどアップ。
「っ!////////////」
ーードキン
あたしは一体何が起こったのかも分からない。
さっきまであたしが徹の上に乗っていたのに、一瞬にして徹があたしの上に乗っているから。
「とおる…?」
「ばぁーーーか」
そう言って徹は部屋を出て行った。
「…????」
あたしは徹がした行動よりも、さっきからドキドキと高鳴っている自分の胸に疑問を感じていた。