キミと過ごした7日間
「あれ?ここどこ?」

見渡すと辺り一面真っ白……ではなく、

下は真っ白で、ふわふわしてて、

目の前には薄い水色の家が建っている。

はて…あたしは寝ているはず…

…なぜこんなところに?

…あ!そっかここは夢かぁ……

ってことはあの家はあたしの家だぁ!

そう勝手に決めつけてあたしは目の前にある家のドアを開けた。

「…誰?」

すると部屋の中には、真っ白なながーいヒゲが印象的なおっさんが座っていた。

「これ!おっさんではない!わしは神様じゃ!」

は?こいつ頭いかれてね?

「いかれてなどいない!」

あれ?ってかあたし喋ってないよね?なんでこいつ分かるの?

「それは、神様だからじゃ!」

偉そうにヒゲを触りながら言っている神様?に無償に腹が立った。

「…って神様ぁぁあー?!」

あたししんだの?!

「安心しろしんでなどいない」

「じゃあどうして?!どうして?!」

「それはじゃなぁ………」

ーーガチャ

「あれ?誰?」

その時、あたしと同じような言葉を言いながら一人の綺麗な男の子が入ってきた。

「ほっほっほっやっときたな。
では、揃った所でわしの自己紹介をしよう。わしは、神様じゃ。それで、ここは空の上じゃよ。言ってみれば、地面が雲ってことじゃ。んで、お主らを呼んだのには訳がある。」

そう言って神様は手を天井に向けた。

すると、ある映像が流れ始めた…。
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