俺様男子とラブ同居
「おまたせ…」


お互いいつもと違うからか、少し恥ずかしい私は、やや俯きながら慶太に話しかける。




「…………」

「な、なんか言ってよっ!」


慶太は何も言わずに、ただ私をじーっと見つめる。




「…腹減った」

「は(汗)?」

「猛烈に腹減ってる」

「・・・・」


私の浴衣姿の感想はないんだ(泣)

ハイハイ、わかってましたよ!




「土手に行けば、出店が出てるから、なにか食べれば?」

「うん。たこ焼き、焼きそばが俺を待ってる」

「あはは、なにそれ〜」


そんな話をしながら、慶太と彩たちとの待ち合わせ場所に向かって、歩き始める。




「そういえば慶太って…お祭り行くと、絶対たこ焼きと焼きそばは買うよね?」


それで、絶対私に分けてくれないの!

たこ焼き1個くらい、くれてもいーのにさ!



「当たり前だろ。祭りといえば、たこ焼きと焼きそばだろ」

「え〜かき氷じゃない?」

「あー…お前は祭り行くと、いつもかき氷食ってたわ(汗)絶対いちご味」

「い、いーでしょっ(汗)かき氷好きなの!」


特にいちご味が!
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