俺様男子とラブ同居
横を見ると…袖を引っ張ったのは、慶太だった。



「迷子になんなよ」

「う、うん…」


慶太のちょっとした気遣いにも、妙に意識してしまう…

浴衣パワーって、本当にすごい。




チラッと後ろを振り返ってみると…



「アハハハ♪」

「な?ウケるだろ!?」


彩と圭佑くんも、なんだかいい感じ♪

このまま、うまくいくといいな。




ドスッ


「おっ…と」


そんなことを考えて歩いていたら、すれ違う人にぶつかってしまった私。




人が多いな、やっぱり(汗)



「気をつけろよ(汗)」




隣にいる慶太が、私を見下ろしながら言った。




「わかってるよー。……人が多いね」

「まあな。花火大会は、仕方ねえよ」
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