俺様男子とラブ同居
あ……。



どうしようかと思っていたら、楽しそうに話していた女の子が、慶太に手を振りその場を離れた。



話…終わったのか……


少し気まずい気持ちはあったが、慶太のいる席にトボトボと戻る。




「…遅かったな」


何事もなかったかのように、携帯をいじりながら言う慶太。



「うん…ちょっと化粧直してた・・」

「ふーん…」


返事をしながら、慶太は携帯をいじっていた。



誰かとメールかな?


もしかして…さっきの女の子と、連絡先交換したとか?



普段は、慶太が携帯をいじっていても、別になにも思わない私だが、

今はすごく気になってしまう…




テーブルには、もう飲み物は運ばれていた。

私はグラスに入ったウーロン茶を、一口飲んだ。
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