俺様男子とラブ同居
店員さんが、注文した肉を持ってきた。

私と慶太は、そんなもの目に入っていなかった…

店員さんは、私たちの変な空気を察して、逃げるようにテーブルから離れる。




「…そ、う・・いないんだ……」


少しだけ、ホッとした。




「お前は…?」

「え…」


すぐに、この話を終わらそうと思ったのに…今度は、慶太からも聞かれた。

こんなこと、聞かれたことも初めてだ。




「いないよ。いるわけないじゃん(汗)」

「…なんだよそれ(汗)」


この空気に耐えられず、少しだけおちゃらけて見せる。





「だって…出会いないし」

「ふーん……」
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