俺様男子とラブ同居
インターフォンが鳴り、飲み物を飲んでいた俺の動きが一瞬止まる。



いいや、居留守使お。



そう思って、2階に上がろうとした時…

以前、歩夢が家の鍵を忘れて、締め出されたことを思い出した。


もしかして…

あいつ鍵忘れたのか?



………ったく。


俺は半分上がった階段を降り、玄関のドアを開けた。




ガチャ





「本田くん!」

「……川村!?」


玄関を開けると、そこには…同じクラスの川村が立っていた。

てっきり歩夢かと思っていた俺は、急な川村の登場に驚いた。




「どうしたんだよ?」


俺はサンダルを履いて、とりあえず外に出た。




「これを届けに来たんだ。先生から頼まれたの…」

「?」


川村の手は、プリント数枚を手に持っていた。



「…なにこれ?」

「冬休みの宿題だよっ」

「宿題?」

「そう!本田くん、今日学校休んだでしょ?だから担任の先生から、これを本田くんの家に届けてるよう頼まれたの♪」


川村は笑顔で言った。
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