俺様男子とラブ同居
俺の部屋の中央に置かれたガラステーブルで、親父はパソコンや書類や広げて、仕事をしていた。




「おお、慶太…どうだ?具合は?」


俺が起きたことに気づいた親父は、手を止めて俺に近寄ってくる。




「……ダルい」

「…だろうな。また熱上がったらしいぞ」

「・・・・」



ガチャ


すると、奈緒子も俺の部屋に入って来る。



「起きた?良かった…」


俺の顔を見て、ホッとする奈緒子。




「何か飲む?お腹は?」

「…喉乾いた」

「すぐ持ってくる」


奈緒子は、慌ただしく部屋を出ていった。



「お前…風邪ひいたらマラソンする趣味があるのか?」




親父は、困ったように言った。
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