俺様男子とラブ同居

「私は作るよ〜♪圭佑って、甘いの好きみたいだから…チョコケーキとか作ろうかなーって」

「いいじゃん」


冬休みにケンカしてた彩たちも、いつの間にか仲直りしたみたい。

今は元通り、ラブラブです。



「ごめん、私ちょっとトイレ…」

「はいよー」


彩から離れて、トイレがある方向へ。

別にトイレに行きたいわけではなかったが、なんとなく1人になりたかった…



慶太と気まずくなるきっかけをつくった、あの出来事のことを、彩には話していなかった。

まだ話す気にれなかったから…

今回は、1人で考えたかった…


なんでか、わからないけど…






数日後



「はい、歩夢に♪」

「ありがとう」


バレンタイン当日。

私は、彩から手作りのミニチョコケーキをもらった。



「これ作ったんだよね？すごい、彩！」

「へへ♪圭佑用はホールで作って、歩夢用はミニサイズ〜」

「フフ、ありがとう♡じゃあ、これ私から」