俺様男子とラブ同居
学校には、1人になれる場所は少ない。


泣き顔を見られたくなかった私は、気がつくと屋上に来ていた。

寒い冬の時期には、屋上にはあまり人はいない。


ひんやりと冷たい風に打たれながら、私は涙を拭った…




どうしよう…


彩たちのところには、すぐに戻れないなぁ…

このまま早退しようかな。

あ、でもかばんは教室だ…



ため息をついたあと、屋上から空を見上げる。

今日は雲ひとつない冬晴れ。

私の心とは、真逆だ。




キィ…





すると後ろから、屋上のドアが開く音が…


振り返ると…





「え…先輩!?」

「よ!」
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