俺様男子とラブ同居
私は小走りで下駄箱に向かった。

心がウキウキして、くすぐったい。




「慶太!」


下駄箱に着くと、壁にもたれかかって、携帯をいじっている慶太を見つけた。



「遅せえよ」

「走ったって(汗)」

「遅刻は遅刻」

「うそぉ」


靴を履き替え慶太に近づくと、慶太は私の手を握り、指をからませた。

慶太からもらった指輪は、左手の薬指に光ってる。


みんなに見せびらかしたいの。

私は幸せですって…

胸を張って、堂々としていたいんだ。




「この後どーする?」

「…うーん、とりあえず喉乾いた」
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