俺様男子とラブ同居
「栗原しか、友達いねえのかよ(汗)」

「う、うるさいな…」


どーせ、友達少ないですよ(汗)




「慶太は?どっか行くの…?」

「いや…予定はない」

「そう…」


やったー♡♡♡





「腹減ったな…」


冷蔵庫を開けて、物色する慶太。




「なにか作ろうか?何がいい?」

「”何がいい?“って…(汗)お前が作れる料理っていったら、アレしかねえだろ」

「バレた(汗)?」

「オムライスだろ?」

「ピンポーン」


私はそう言って、棚からフライパンを出した。




私が、唯一作れる料理。

それは”オムライス“です。


そのわけは、慶太との幼い頃の思い出にあります…♡





……………

………


あれは5歳の時…



『ねえねえ、あゆむちゃんはすきなひといるー?』

『え…』


保育園の友達に、ある日こんなことを聞かれた。



『…いない』


なんとなく、嘘をついた私。

好きな人がいるということが、なんだかかっこ悪いような気がしたから…


『そうなんだ〜。あたしはいるよ♪おにいちゃん!』

『おにいちゃん?』

『うん!おにいちゃん、やさしいからスキ〜!…でもね、おにいちゃんとは“けっこん”できないって、ママがいってた』
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