俺様男子とラブ同居
「キミ、大丈夫!?」




その時、横から話しかけて来る、見慣れない男子生徒がいた。




「あ、はい全然っ…」

「でも……血が出てるね」

「え?」


自分のひざを見てみると、かなり血が滲んでいて、右ひざにいたっては、少し血が垂れていた。




「ひじもすごね…(汗)結構、勢い良く転んじゃったかな…」

「は、はい…そのようです(汗)」

「俺、保健係なんだ。一緒に保健室に行こう」


その男子生徒の腕には、【保健係】と書かれたシールが貼ってあった。



保健係の人か。

だから、私に話しかけてきたんだな…



「じゃ、じゃあお願いします…」


私はその男子生徒と、保健室に向かった。




♪♪…
♬♬…


保健室に向かってる途中…

もう次の競技が始まっていて、校庭は賑わっている。




「先にケガしたところを、洗った方がいいね」

「そうなんですか?」

「うん。ばい菌が入ったら大変だからね」

「あ、そっか…」


そんな会話をしながら、その男子生徒と歩いた。




「ねえ、名前聞いていい?」

「名前?」

「そう。苗字は椎名だろ?」




その男子生徒は、私のジャージに刺繍されている、名前を指差した。
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