車椅子から見える愛

おばあちゃん。おばあちゃんは私が生まれたから、みんなと一緒に住んで家のことを全部してくれたよね。


おばあちゃんがいなかったら、私もお母さんもどうなっていただろう。


お母さんが私の世話だけに専念できたのはおばあちゃんのおかげだよね。


それに、おばあちゃんもおじいちゃんに死なれて寂しかったんだよね。


「かりんちゃんが生まれて、心の穴が埋まった」


そう言ってたよね。だから私たちを助けてくれたんだよね。


私はおばあちゃんが一緒にいることが当たり前だと思っていたから、入院したときにおばあちゃんがきてくれたときは、本当に嬉しくて思わずケラケラ笑ってしまったよね。


その笑いがまた家族を幸せにしたんだよね。


おばあちゃんも涼太が死んでしまったときはすごくショックだったよね。


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