車椅子から見える愛

「とにかく見学してみませんか。スクールバスにも試乗することもできます」


かりんが養護学校へ行って、どんな勉強をするのか、まったく想像ができなかったがわ見学をすれば少しはわかるかもしれない。
主人に休みを取ってもらい、かりんと3人で見学に行った。


学校に着くと、各教室の案内をしてもらった。
そのときに「かりんさんは私がみます」と言って、ひとりの先生がかりんのベビーカーを押してくれた。


そのときに感じたのが、あの違和感だった。
目の前に常にかりんがいたのにわひとりで歩くという不思議な感じ。
とても心細いような……。


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