車椅子から見える愛

それをわかってくれていたのは、唯一ひとりだけいた。

支援センターの人だ。

なんとか見学させてもらえる施設を探してしてくれた。

助かるかもしれない!

かりんを施設に迎えに行き、わたしの車に乗せて、M田苑へと向かった。

話を聞き、とにかくここから断られたら困ると思い「入所させてもらえませんか?」と聞いた。

「いいですよ」

??
簡単に言うけど大丈夫なのかと逆に心配になる。

心配している場合ではないが、大事な大事なかりん姫を預けるのだから、なんでもいいとは言えないのだ。

「あのー寝返りがすごいんですけど」

「大丈夫です」

ここに頼むしかない!


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