Blood Tear
雲一つない青い空。
町中を照らす眩い太陽。
耳を済ませば、波の音が聞こえてくる。
次は何処へ向かうか色々案が出た中で、何故か決まったのがコウガの故郷。
コウガ自身は最後まで拒んだが、5対1の多数決により決定してしまった。
今はその町の手前にある温暖な気候のこの町で休息を取る為、小さな宿で部屋を借り1日程滞在している所である。
宿に着き、腹を空かせていたクレアは荷物を預けると早々と食堂に向かい、何十人分もの料理をたいらげる。
レオンは誰かに会いに行くのか宿を出て、レグルは1人町中を歩く。
出会した住民と仲良くなったシェイラは他愛ない会話を し、付き添うジークはどこか不安げにその様子を見守った。