キミに出会えた確率
「やっぱお前は恋愛の大先輩かもな。ありがと」




『またいつでも相談しろよー?
あ、結果報告よろしく★』





「は?何だよそれ」




昼休みもあと10分で終わる為か、生徒の数がまばらになってきた。



ケイタイを片手に蒼は意味が分からないことを言っている。







『じゃ、俺はこれで』





「意味分かんねぇし!!」







『だから、伝えたいときに伝えよーってことで、
心ちゃんをココに呼んじゃいましたぁ♪』







「・・・は?」




全く状況が把握できない俺。





『告白するまで章輔のケイタイは没収~
今更後には引けないよ~』




「蒼っ。どーゆうことだよ?!」
< 120 / 152 >

この作品をシェア

pagetop