キミに出会えた確率
思わず下を向く。




「急に呼んだりしてごめん」



って何で俺が謝んなきゃいけねぇんだよ。




まぁでもここまでくると、言うしかねぇかな。




折角の気持ちを伝えるチャンスかもしれねぇし。






『ううん。章輔、あたしも話があるの!!』







「え?・・・話って?」









『えっと、あたしね・・・
章輔が好き!!』


顔を真っ赤にして、でもはっきりとそう心は言った。




「えぇっ…嘘っ?!」




驚きすぎで、こんなに取り乱したのは初めてってくらい。

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