キミに出会えた確率
「しっかりしろよ!!今救急車呼ぶから」




涙がとめどなく溢れてくる。




俺は横たわる心の肩を抱き、心の名前を叫び続けた。




一心不乱に・・・・・。




















病院についてタンカで運ばれる心。






あわただしく動く医者達・・・






目の前で起きていることを現実だと思いたくなかった。







「心を助けてくれっ!!心をっ――――」






ピ――――――――――――



嫌な電子音が聞こえた。
< 128 / 152 >

この作品をシェア

pagetop