キミに出会えた確率

『どしたっ?香恋?』



章輔が伺うように聞いてくる。




告る･･･なら今しかないよね。



「あっ･･･あのね、章輔」




わーーーっ///



こんなときに限って噛んでるしーッ!!




一気に顔が紅潮していくのが自分でも分かる。




は･･･恥ずかしい。



告白するってこんなに緊張するのかぁ･･･。




っていつまでも待たせてどうすんの!!




緊張のせいで頭が上手く回らないあたしは、自分で自分にツッコんでいた。





『なぁ･･･、香恋?』




ﾎﾞｿﾘと章輔が呟いた。




あぁ･･･。



あたしがいつまでもどもってるからっ･･･



章輔、呆れちゃったのかな。



本当はっ、こんなにうじうじしたくないのに･･･。