キミに出会えた確率
何度か瞬きを繰り返し、やっと朝だということに気が付いた。




なんかすごく幸せな夢を見ていた気がする。




まだ見ていたい・・・そんな夢だった。







そう言ってもいつまでもベットにいるわけにはいかない。








真新しい制服に身を包み、




こげ茶色のショートヘアーをブラシでとかす。




鏡と見つめあいながら軽くメイクをする。



制服以外は中学校と何ら変わらない朝。






と、そこに



『香恋ー!!起きてるのっ?』





お母さんの声が下の階から響いている。




「はぁい!!今降りるからっ」



あたしは負けじと大きな声で返事をした。



ちなみにこの光景も中学校から変わらない。



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