キミに出会えた確率
『はい、これ』
と章輔に手渡された。
貰ったのはノートの切れ端に書かれた連絡先。
『なかなか会えないけど・・・メールくらいはできるから』
「うんっ、ありがとう!!」
でもいいのかな?
「あたし、章輔のメアド教えてもらっちゃって良かったかな?」
『当たり前!!香恋のこと信じてるからいーの』
章輔・・・可愛い。
「うんっ。じゃあ頂きます(笑)」
あたしなりの精一杯の笑顔で言った。
『頂いちゃって下さい///』
あれっ?照れてる?
『じゃあ・・・またなっ』
まっ・・・気のせいかぁ。
「ばいばいっ!!」
あたしは手を振り、帰路へと向かった。