キミに出会えた確率
『ご飯出来たって言ってるの!!』





「マジ?!ちょうどお腹すいてたんだよね~」




あたしがそう言うと、『はぁ・・・。』とお母さんはため息をこぼした。




『香恋、どうしたのっ?1人でにやけちゃってたけど』





お母さんとは仲が良く、しょっちゅうこんなやり取り。





「ちょっと!!(怒
 にやけてないからっ!!」





あたしは猛反論。





『いや、あの顔は絶対・・・』




お母さんはうんうん、と一人で頷いていた。





「はいはい、もういいから食べよっ!!いただきまーす」







あたしは1口ご飯を口に含んだ。






『・・・。もしかして彼氏できたとかっ?!』





お母さんの予想外の一言。





「ゲホッ・・・ゲホ」




危うく喉につまるところだった・・・。
< 44 / 152 >

この作品をシェア

pagetop