キミに出会えた確率
あと少しの学校までの道のりを柚と一緒に目指す。



『あっ!!』



突然柚が何かを思い出したような声を出した。





「急に何っ?!」




柚の顔がいきなりニヤケ始める。





柚・・・どうしちゃったの?





『ねっ、香恋。何かあたしに言わなくちゃいけないことがあるんじゃない?』




はい?





あたしは頭に“?”を浮かべる。






あたし柚に何か言い忘れてたっけ?






思い出そうとしても、心当たりが無い。




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