キミに出会えた確率
プップー



派手なクラクションが響く。




一台の黒い乗用車が河原の前に止まった。







『ごめんっ。香恋、遅くなった!!』






車のドアを勢いよく開け、出てきたのは章輔だった。





車の運転手は・・・おそらくマネージャーだろう。






「ううん。大丈夫っ」






精一杯の笑顔を向ける。





章輔が車の中に向かって一礼すると、車は走り去っていった。




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