風に恋して:番外編
「いつまでそこにいるつもりだ?」
レオの部屋の扉の前で、先ほどからずっとうろうろとしているリアに声を掛ける。
「う、えっ!?あ……あの、あのね……」
突然扉の中から聞こえてきた声に、リアは慌てているようだ。レオはため息をついてそっと扉を開けた。
「ほら」
「う、ん……」
レオに促されて、リアは部屋に足を踏み入れた。とても緊張しているのがわかる。理由は簡単だ。最近、レオがリアを部屋に呼ぶといつも……“キス以上”をしていたから。
リアは怖がっていたけれど、もうすぐきちんとプロポーズをしようと思っていたから、レオの体温に慣れてもらいたくて。
レオはリアを追い越して、ベッドに座って自分の隣をポンポンと叩いた。リアはそれに従って、レオの隣に座る。カチコチに固まったリアを抱きしめるとビクッとその細い身体が跳ねた。
「リア」
そっと名前を呼べば、リアはレオに回した腕にギュッと力を入れて抱きしめ返してくれた。それから、唇を重ねて……だんだんと情熱的になっていく口付けにリアが必死に応えてくる。
けれど。
「レ――っ」
レオの手が身体のラインをなぞり始めると途端にレオの胸を押し返そうとする。レオはその抗議を飲み込んで、グッと体重をかけた。
リアの背中がベッドに沈む。
リアが少し強くレオの胸を叩いてきて、レオはようやく唇を離した。
レオの部屋の扉の前で、先ほどからずっとうろうろとしているリアに声を掛ける。
「う、えっ!?あ……あの、あのね……」
突然扉の中から聞こえてきた声に、リアは慌てているようだ。レオはため息をついてそっと扉を開けた。
「ほら」
「う、ん……」
レオに促されて、リアは部屋に足を踏み入れた。とても緊張しているのがわかる。理由は簡単だ。最近、レオがリアを部屋に呼ぶといつも……“キス以上”をしていたから。
リアは怖がっていたけれど、もうすぐきちんとプロポーズをしようと思っていたから、レオの体温に慣れてもらいたくて。
レオはリアを追い越して、ベッドに座って自分の隣をポンポンと叩いた。リアはそれに従って、レオの隣に座る。カチコチに固まったリアを抱きしめるとビクッとその細い身体が跳ねた。
「リア」
そっと名前を呼べば、リアはレオに回した腕にギュッと力を入れて抱きしめ返してくれた。それから、唇を重ねて……だんだんと情熱的になっていく口付けにリアが必死に応えてくる。
けれど。
「レ――っ」
レオの手が身体のラインをなぞり始めると途端にレオの胸を押し返そうとする。レオはその抗議を飲み込んで、グッと体重をかけた。
リアの背中がベッドに沈む。
リアが少し強くレオの胸を叩いてきて、レオはようやく唇を離した。