【完】まりあ ~人魚姫の涙~
そっと手を動かし、隣にいるまりあの指を絡めながら手を握る。
横にいる俺に驚いきの表情を向けてきたが、すぐに顔を赤くし恥ずかしそうにまた映画に視線を戻した。
そんなまりあを見て、再確認する。
俺はまりあを愛しているのだと---
それは生ぬるいものではない…、
多分まりあが俺を思っている以上に、俺がまりあを愛しているのだ---
映画も大分、終盤に差し掛かっていた。
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