君に Ⅰ 〜あなたに会えて〜

ステージに上り、あたりを見渡す。

葵がニコニコと微笑んでこちらを見ていた。

俺は大きく息を吸って、スピーチをした。

まぁ、適当に。

そして、手短に終わらせると、お辞儀をして、階段を降りていく。

結局真琴は見つけることができなかった。

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