君に Ⅰ 〜あなたに会えて〜

しゅんが行こうとしたとき、私は手をつかむ。

「次くるのはいつ?」

「長い休みの日!!」


私はなんだか不安になった。

でも、その不安はしゅんが消してくれた。

「また来るから!」

「うん!」

「じゃぁ、またね!」

「うん!」

そう言うと、しゅんはたまに後ろを振り返りながら、走って黒い車の方に行った。


しゅんが乗ろうとしたとき、私は言った。

「バイバイ!!!」

大きく手を振りながら・・・。

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