君に Ⅰ 〜あなたに会えて〜

そのころ、しゅんの別荘では、しゅんのお母さんが、召使いと一緒に話していた。

「楽しそうねー。」

ここの部屋からは、向こうの広い原っぱがよく見えるのだ。

夏休み。

新しく作った別荘に行ったとき、初めてあった女の子と毎日のように遊んでいた。

しゅんは毎日楽しそうだった。

毎日どろんこで最初のうちはしかっていたけれど、もう諦めた。

< 21 / 122 >

この作品をシェア

pagetop