君に Ⅰ 〜あなたに会えて〜

いくつもの壁を作り、球を投げて行く。

「あらあら。まことちゃん強いのねー。」

左側にいる女の子を見る。

どんどん雪玉を作り、どんどん投げて行く。

「あら。しゅん負けちゃった。」

女の子がぴょんぴょんと跳ね回り、しゅんは大の字で寝転がっている。

「どんどん会いたくなってくるわー。」

「ふふふそうですね、奥様。」

そう言って、また窓の外を見た・・・。


< 24 / 122 >

この作品をシェア

pagetop