君に Ⅰ 〜あなたに会えて〜
「誰にあげるのー?」
「しょうにだよー。」
「しょう君っていっつも遊んでる子?」
「うん。遊びにおいでって言われたから、しょうのお母さんの分も作らなきゃいけないの。」
「そうー。じゃぁ、お母さんも何か渡さなくちゃいけないわねー。」
「何かいいのあるの?」
「そうね・・・。考えなくちゃ。」
「はははー。」
「そう言えばしょう君のお家ってすごく広いよねー。」
「うんー。」
「じゃぁ、たくさんの人がいるんじゃない?」