君に Ⅰ 〜あなたに会えて〜

今日はクリスマスパーティーの当日。

時間は6時をとうにすぎたのに、まことはまだこなかった。

「遅いわねー。」

おいしそうなごちそうを持ったメイドとため息をつくお母さん。

俺はいてもたってもいなくなり。

「見てくる。」

走って外へ向かう。

もうあたりは真っ暗で、遠くの方まで何も見えない。

若干雪が降っている。

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