君に Ⅰ 〜あなたに会えて〜

そしてそのまま大晦日が過ぎ、お正月も過ぎた。

覚えているのは、外に雪が降っていたということだけ。

食べたものに味なんて感じなかった。

椅子に座ってぼーっとしていると、メイドが血相かえて走ってきた。

「ぼぼぼぼぼっちゃま!!まこ、まこと様が・・・!」

・・・まこと?

「じ、事故に遭われたと・・・。」

事故?

まことが事故にあった?

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