【短編】消えない
それから、みんなはずっと私を励ましてくれた。


これで私の恋は終わったんだ―‥


そう思ってた。


メールすることも何もかもなくなってしまうんだ。


そう考えるともの凄く悲しくなる。


諦めなきゃ―‥


でも学校に行けば先輩に会ってしまう。


そんなことを考えていた。


掃除のときは、いつも先輩の姿が見えるところを掃除していた。


先輩が来た!!


と思ったら見えなくなるところまで逃げて、なるべく会わないようにしていた。


でも先輩に会うことは、あまりなかった。


私が会おうと思わなかったら会うことってあんまりなかったんだ―‥


なんか悲しくなってきた...
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