はやく俺を、好きになれ。
カモミールの華のように

1:ただ溺れてゆく





「陽〜!起きろ〜!」



今日は休日。1日ぐうたらしようとベッドで寝ていた。しかし急に勢いよく扉が開いたと思えば背中にズシッと重さが掛かる。


折角の休日を台無しにしやがって、と怒鳴ろとしたがその相手が誰かに気付いて飛び起きる。



「真優!?」

「はるる、おはよう」



誰だよ、はるる。


突っ込み気力も就寝を邪魔された怒りも失せるくらい清々しい笑顔で挨拶をしてきた。


畜生っ、可愛いすぎるっ!
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