はやく俺を、好きになれ。
「陽君もタブらかしてるの!?いくら幼なじみだから、良し悪しがあるのよ!陽君も迷惑してるんだから!」

「そうそう!私等だって陽君に相手してほしいのに!邪魔しないでよ!」



お前等なんか相手にするはずねえだろ…。まじで鏡見ろや。だいたい目の前に糞良い女が居んのに他の女に手出すわけがねえ。


それに俺が迷惑するどころか真優が迷惑するぐらい俺は真優に引っ付いてる。コイツを責めるのは間違いだ。


しかし何を思ったのか。


俯いていた真優はバッと顔を上げると俺を庇うように言った。



「止めなよ!陽は童貞なんだから!」



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