はやく俺を、好きになれ。
「悪いねぇ陽。僕等もこの店に用があるんだよ」
「ほんと奇遇。アタシ等と行き先が同じなんて。やっぱりアタシとまゆぽんは赤い糸で結ばれているのか」
ニタニタ笑うのは性悪双子。男のほうは葉。女のほうは綾。性格も極似していてどちらも質が悪い。
アイスを買った後不運にもコイツ等に遭遇しちまってから何故か着いてくる。
「休日のまゆぽんも可愛い。食べたくなるじゃないか」
「間近で見る真優ちゃんは可愛いねぇ。味見してみたいよ」
「お。ならアタシと分けるかい?」
「それもいいね」
後ろで不吉な会話が聞こえる。
だから葉と真優を逢わす事は避けていたのに最悪だ。予想通り真優を気に入ったらしい。
それにまさか真優と双子の姉・綾が親友だとは知らなかった。
世間が狭え。日頃から言ってた“逞しい親友”って双子の姉かよ。変な知恵を植え付けられてねえか気が気じゃない。
「ほんと奇遇。アタシ等と行き先が同じなんて。やっぱりアタシとまゆぽんは赤い糸で結ばれているのか」
ニタニタ笑うのは性悪双子。男のほうは葉。女のほうは綾。性格も極似していてどちらも質が悪い。
アイスを買った後不運にもコイツ等に遭遇しちまってから何故か着いてくる。
「休日のまゆぽんも可愛い。食べたくなるじゃないか」
「間近で見る真優ちゃんは可愛いねぇ。味見してみたいよ」
「お。ならアタシと分けるかい?」
「それもいいね」
後ろで不吉な会話が聞こえる。
だから葉と真優を逢わす事は避けていたのに最悪だ。予想通り真優を気に入ったらしい。
それにまさか真優と双子の姉・綾が親友だとは知らなかった。
世間が狭え。日頃から言ってた“逞しい親友”って双子の姉かよ。変な知恵を植え付けられてねえか気が気じゃない。