はやく俺を、好きになれ。
ついでに手も怠い。いままで買ってきた真優の物が重すぎる。


さっさと帰ろうぜ。と言おうとしたが真優は衝撃的発言をする。



「これからどこ行く?」

「は!?」



まだ帰らねえのかよ!?


と目を見開いて荷物を落としそうになった。



「……むぅ。ならいいもん。真優独りで遊ぶから」



俺の反応がお気に召さなかったらしい真優は頬を膨らますと逆方向に歩いて行った。


独りにさせるわけにもイカず慌てて真優を追う。結局着いてくる俺に真優は嬉しそうに笑った。


そんな笑顔みたら嫌なんていねえだろうが…
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