はやく俺を、好きになれ。
「だから嫌だったんだよ“呼び出す”のは…」
頭を抱えて嘆く俺に葉は聞いてくる。
「……真優は命令されるのが嫌いなんだよ。昔、真優と王様ゲームして土下座しろって命令したら、ぶん殴られて頭を踏まれたことがある」
「……それを早く言いなよ」
呆れたように言われる。人を馬鹿にするような目にカチンとキた。言おうとしたのをテメェが邪魔したんだろうが!と睨み付けた。
確かあれは小学生の頃。年越しを真優の家で遣る事になったときだ。親父とお袋は真優の両親と酔い潰れ、TVを見ながら爆笑。
その横で俺達は王様ゲームをやることになった。二人だからどちらかが王様になる。王様になる確率も高かったからか直ぐに赤い箸を取ることが出来た。
そっからだ、真優が豹変したのは。
頭を抱えて嘆く俺に葉は聞いてくる。
「……真優は命令されるのが嫌いなんだよ。昔、真優と王様ゲームして土下座しろって命令したら、ぶん殴られて頭を踏まれたことがある」
「……それを早く言いなよ」
呆れたように言われる。人を馬鹿にするような目にカチンとキた。言おうとしたのをテメェが邪魔したんだろうが!と睨み付けた。
確かあれは小学生の頃。年越しを真優の家で遣る事になったときだ。親父とお袋は真優の両親と酔い潰れ、TVを見ながら爆笑。
その横で俺達は王様ゲームをやることになった。二人だからどちらかが王様になる。王様になる確率も高かったからか直ぐに赤い箸を取ることが出来た。
そっからだ、真優が豹変したのは。