ウソつき王子
現実

現実×告白

いた!

あの電話の次の日、私はずっと神谷君の姿を探してる。

頭のなかは神谷君のことでいっぱい。
悔しいくらいに。

こんなふうに思ってるの、
私だけってわかってるはずなのに、
両思いだといいなって心のどこかで期待してる。

やっと廊下で見つけた。

神谷君が歩いていく方向に私はついていく。

あっ、図書室に入っていった。

さあ、いよいよ決戦のときだ。
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