信じてる。。。
校門ゎ入ると桜の木が左右に沢山あり、校舎へ辿り着くにゎ約10分程歩かなくてゎならない。
今日転校してきた少女、水咲伊吹ゎ校舎につく頃には疲れ果てていた。
「何でこんなに時間が掛かるの~!?」
伊吹ゎ運動神経はそこそこ出来る。
だから、こんな10分の道どうって事ゎ無かった。
只、重症なくらい方向音痴だったのだ。
「案内さんにちゃんと道を聞いておけばよかったぁぁぁ~」
いゃ、伊吹ゎこう言っているが、実際ちゃんと案内人に道順を聞いていた。
なのにこの結果。
…どれだけ彼女が重症であるのか知っていただけただろうか。
取り敢えず、10分で着くところを二時間で到着した彼女ゎ早速昇降口を入り、二回に存在する職員室を探していたわけですが、
これまた方向音痴が原因で中学時代遅刻の常習犯として親を呼び出された経験何10回と存在する彼女。
察しが良い人にゎわかると思うので省略。
昇降口、職員室が存在する中央棟、3年生の教室が主に存在する東棟、2年生の教室が主に存在する南棟、1年生の教室が主に存在する西棟。特定の集団が利用している生徒立ち入り禁止の北棟。
彼女ゎ現在北棟に来ていた。
どんっっ
「きゃっ!」
角を曲がると誰かにぶつかり、伊吹ゎ尻餅をついた。
目を開けるとそこにゎ無表情で立つ身長190手前の男が居た。
ごめんなさい、と伊吹が謝罪すると彼ゎなぜ此処にいる。と低い声で答えた。
「…え?」
伊吹ゎ勿論よく分からない。
「あっ!えっと、職員室を探していて…私っ!ちょっと方向音痴で、それで…」
一人でわたわたしていると、長身の男ゎ伊吹の後ろを指差し
「職員室…あっち。…階段を上って2階…ある」
そう残し、左の廊下へ進み姿が見えなくなる前にありがとうございました。と、慌てていった。
声が届いたのかゎ定かでゎ無いが、そのまま止まることなく姿を消した。