イナズマ
どこ行くわけでもない。

颯太は読みかけの漫画を持って外にでる。


同い年の人間は、街にはいない。
暑いから、涼しい建物の中にでも入りたい気分だ。

そこへやってきた奴ら。


前から堂々と歩いている。


俺は、今日はけんかする気にはなれないから、無視しようとした。

颯太にもその合図を送る。


しかし、奴らは俺にドーンとぶつかってきた。


颯太は、漫画を投げつける。

そう、喧嘩の始まりの合図だ。
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