イナズマ
「急にまじめぶるんだな」



俺は、嫌味を言った。


海翔は、くくく・・・と笑っただけだった。


俺達の進む反対側から、奴らがやってきた。


でも、海翔は、『今日は喧嘩をしない。シカトでいく』というサインを出してきた。
だから、俺も、下を向いて、奴らとは目を合わさないようにしていた。



しかし、奴らは、海翔にドーンとぶつかってきた。

そして、まとわりつくような視線。


もうこれは、行くしかないだろう?


俺は、持っていた漫画を投げつけた。


さぁ・・・パーティーの始まりだ!!


海翔君は、昨日すみれ先生といいことをしていて、寝不足なんだ。
さっさと片づけさせてもらうぞ。
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