Heaven
そのカタリナが、言う、

「私もよ、愛しているわヘヴン」

「…シスター・カタリナ…」

惑わされたように呟くヘヴン。

「私もずっと不安だった…魔道書を持つが故に忌み嫌われて、一人ぼっちで、ずっと寂しかった…そんな時、同じ境遇に立たされている貴方を愛してしまったのよ、ヘヴン」

媚びたような赤い瞳が、ヘヴンを見つめる。

甘い吐息が、ヘヴンの間近にまで来る。

「ずっとこうしたかった…貴方に想いを告げたかった…ほら…」

自らの大きな乳房を、修道服越しに寄せ上げるカタリナ。

「貴方なら触れてもいいのよ?何をしたって構いはしないわ…」

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