軌跡。
「ええと…今日は学級訓を、決めます。」
すると、相田先生はクラッシックギターを持ち出す。
うちら3人は、きょとんとしていた。
真相を知ってそうなのは、賢ちゃんだけみたい。
学級訓かあ。
中学生ぶりだなあ…なんて思ってた。
「鈴さん!」
「あ…はい?」
「いいの…ない?」
髪をいじりながら、聞く。
今度は、緊張しているんだ…。
あたしは、首を横にふる。
「じゃあ、亮輔くん!」
首を傾げ「……。」沈黙(笑)
「はは(笑)じゃあ、真矢さん!」
「ご当地キティーちゃん!」
「それは級訓には…ならないかな。真矢さんの好きなものだから。」
クラギでコードを奏でる。
懐かしい…曲。